ノートPCのシングルディスプレイ環境で生産性高く作業するために取り入れたこと
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Date: August 30th, 2022
Category: わたしの開発環境を充実させたい
最近、AcerさんのセールでノートPCを購入しました。
普段はトリプルディスプレイのデスクトップPCで作業しているのですが、ノートPCでモニタを繋げずに作業するときにデスクトップPCに比べて作業効率が悪いです。
作業効率をあげるために取り入れたことを紹介しようと思います。
3本指スワイプ
Windowsではデフォルトで次のアクションが割り当てられていました。
スワイプ操作でアプリの切替ができるため一番最初に取り入れました。
Chromeタブを別アプリとして開く
Chromeタブで開いているサイトでよく使うものは別アプリとして開くように設定しました。
この手順で別アプリとして開いたものは、先ほど3本指スワイプで説明したアプリの切替の対象にChromeアプリも対象になるためとても便利です。
Chromeの右の3点リーダー > その他のツール > ショートカットを作成
または、インストールできるアプリはインストールする
「Windowsキー + 数字」でタスクバー上のアプリを起動(開く)
Windowsでは、「Windowsキー + 数字」でタスクバー上の対応したアプリを開けるようです(これは知りませんでした)。
下記を例にすると、
「Windowsキー + 1」でChrome(1つ目)
「Windowsキー + 2」でTaskChute Cloud
「Windowsキー + 3」でChrom(2つ目)
がそれぞれ対応します。
Chrome拡張機能のPopup Tab Switcherでタブ切替を便利にする
「Alt + y」でChromeのタブを切り替えられるようになります。
基本は、Ctrl + Tab(Ctrl + Shift + Tab)で切り替えるのと変わりませんが、最初に呼び出されるのが直近開いたタブを呼び出してくれるので切り替えながら作業したいときには高速で作業できるようになります。
Popup Tab Switcher
チートシート
ここまでに説明したノートPCの生産性をあげるときのショートカットキーをまとめたものです。
Windows
コマンド | 説明 |
3本指スワイプ(左/右) | アプリ切り替え(Alt+Tab と同じ)
※Chromeアプリも切替対象になる |
3本指スワイプ(上) | マルチタスク表示 |
3本指スワイプ(下) | デスクトップ表示 |
Win + 数字キー | タスクバーのアプリに対応 ※左から連番で1,2,3,4...と数字が対応 |
Google Chrome
コマンド | 説明 |
Alt + y | タブの切替(Ctrl + Tab と違い、直近開いたタブを呼び出し)
(Popup Tab Switcher) |
キーボード設定をAutoHotkeyに寄せる
今までキーボード設定はMicrosoft IMEに直接行っていました。
ですが、Microsoft IMEは設定ファイルをエクスポート・インポートしての管理ができません。
今はデスクトップPCとノートPCがあり設定ファイルで共通化したいこともあり、この機会にAutoHotkeyに寄せました。
今回は下記を参考に設定しました。
AutoHotkeyをダウンロードします。
今回、Current Version(
AutoHotkey_1.1.34.03_setup
)をダウンロードしました。
最終的に下記設定になりました。
keysetting.ahk
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
; IMEのON/OFFの制御を行う関数
; IME_SET(0): IME OFF、IME_SET(1): IME ON
; ref: https://namayakegadget.com/765/
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
IME_SET(SetSts, WinTitle="A") {
ControlGet,hwnd,HWND,,,%WinTitle%
if (WinActive(WinTitle)) {
ptrSize := !A_PtrSize ? 4 : A_PtrSize
VarSetCapacity(stGTI, cbSize:=4+4+(PtrSize*6)+16, 0)
NumPut(cbSize, stGTI, 0, "UInt") ; DWORD cbSize;
hwnd := DllCall("GetGUIThreadInfo", Uint,0, Uint,&stGTI)
? NumGet(stGTI,8+PtrSize,"UInt") : hwnd
}
return DllCall("SendMessage"
, UInt, DllCall("imm32\ImmGetDefaultIMEWnd", Uint,hwnd)
, UInt, 0x0283 ;Message : WM_IME_CONTROL
, Int, 0x006 ;wParam : IMC_SETOPENSTATUS
, Int, SetSts) ;lParam : 0 or 1
}
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
; 無変換キーをベースとしたショートカットキー割当
; ref: https://snowsystem.net/other/win
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
; 無変換の単発押しはIME OFF
vk1D::IME_SET(0)
; ----------------------------------
; vimのcursolkey
; ----------------------------------
vk1D & h::Left
vk1D & j::Down
vk1D & k::Up
vk1D & l::Right
; ----------------------------------
; word jump
; ----------------------------------
vk1D & u::
if GetKeyState("Shift") {
Send ^+{Left}
return
}
Send ^{Left}
return
vk1D & i::
if GetKeyState("Shift") {
Send ^+{Right}
return
}
Send ^{Right}
return
; ----------------------------------
; コロン(vkBA)とセミコロン(vkBB)をEnter
; ----------------------------------
vk1D & vkBA::Enter
vk1D & vkBB::Enter
; ----------------------------------
; Home/End/BS/Del
; ----------------------------------
vk1D & a::Home
vk1D & e::End
vk1D & n::BS
vk1D & m::Del
; ----------------------------------
; カーソル位置から行末まで削除
; ----------------------------------
vk1D & o::
send {ShiftDown}{End}{ShiftUp}
send ^c
send {Del}
return
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
; 変換キーをベースとしたショートカットキー割当
; ref: https://snowsystem.net/other/win
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
; 変換の単発押しはIME ON
vk1C::IME_SET(1)
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
; かなキーをベースとしたショートカットキー割当
; ref: https://snowsystem.net/other/win
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
; かなキーの単発押しはIME ON
vkF2::IME_SET(1)
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
; ESCキーをベースとしたショートカットキー割当
; ref: https://snowsystem.net/other/win
; ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
; ESCの単発押しはIME OFF
~Esc::IME_SET(0)
チートシート
ここまでに説明したAutoHotkeyを導入して使えるようになったショートカットキーをまとめたものです。
AutoHotkey
コマンド | 説明 |
無変換 | IME のオフ |
無変換 + hjkl | 矢印に対応 |
無変換 + ae | Home、Endに対応 |
無変換 + nm | Backspace、Deleteに対応 |
無変換 + ;: | Enterに対応 |
無変換 + ui | 単語単位のカーソル移動 |
無変換 + o | カーソル位置から行末まで切り取り |
変換 | IME のオン |
かな | IME のオン |
ESC | IME のオフ |