2021~2022年の年末年始にやった10のこと

皆さん、2021 ~ 2022 年の年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。

2021 年の年末前に仕事の兼ね合いで仙台に行き、帰りの飛行機でふと、こう思いました。

「2022 年はもっと成果を出したいな~」

2021 年の振り返りと 2022 年の目標でも書きましたが、
個人の勉強もそれなりにやることはできたけど、やりっぱなしであまり良くなかったなという反省点があるので、
2022 年はその反省点を活かして、個人の PDCA サイクルをもっと小さく早く振り返り回して行きたいなと思ってました。

年末年始は早めに休みを取って 10 連休という感じで時間を作れたので、
身の回りの整理や開発環境周りの見直しやもっと個人の PDCA サイクルを回せるように情報整理ツールを Obsidian から Roam Research に移行したりと結構色んなことをやったので振り返ってみようと思います。

1. PC モニターの配置を変えた

まずは一番簡単な所で、気分転換も兼ねて PC モニターの配置を変えてみました。

before、after です。

beforeafter

変更前は全てのモニターを横に並べていました。

この配置も悪くないですが、少し不満があったのでこの機会に配置変えを行いました。

  • 首を右に左にと動かすので首への負担が結構あった。
  • 右側に縦型モニターを配置していたけど、ちょっと違和感があった。

変更後は、縦型モニターを左に配置。横型のワイドディスプレイを右上に配置して、横型のディスプレイを右下に配置して縦に 2 つの横型ディスプレイが並ぶように配置してみました。

モニターアームの都合もあり、横型のディスプレイを上下に並べるのは苦労しました。
特に高さを出すのには苦労しました。

横型のワイドディスプレイは、重量もそれなりにあるためエルゴトロンの LX モニターアームを使用しているのですが、
通常のものだとポールが短いため、高さが出ず上下にディスプレイを並べることができませんでした…
たまたま、家に同じサイズのポールの支えがあったのでそちらに入れ替えて高さを出しました。

エルゴトロンの LX モニターアームを買う際に、ディスプレイを上下に並べるかも知れないという方は最初からポールが長いやつを買っておくといいと思います。

使ってみて 2 週間くらい経ちましたが、首の横の移動が減ったので前よりはだいぶ良くなった気がします。
また、モニターアームの都合もありワイドディスプレイが上で通常のディスプレイが下になりましたが、
右下の通常のディスプレイをメインにして、そこでノートアプリを開きながら、上のワイドディスプレイにブラウザを 2 面に開くという使い方ができて結構しっくり来ています。

2. 赤羽 雄二 (著)の ゼロ秒思考を読み直した

以前は結構こういった自己啓発本を良く読んでいたのですが、個人の PDCA サイクルを回すうえで少し参考になるかもという気持ちがあったので再度読み直してみました。

この後、ノートアプリを Obsidian から Roam Research に移行したという話もありますが、
移行する前にゼロ秒思考のエッセンスを少し仕組みとして組み込みたいという構想も頭の中にあったので、
ゼロ秒思考をどうノートアプリの仕組みに落とし込むかという観点で読んでみました。

ゼロ秒思考は頭に浮かんだ 1 つのテーマに対して A4 用紙 1 枚に 1 分以内に書き出すという思考整理法です。

頭で考えるよりは書き出すことで 1 つのテーマに対して深く考えることができ、思考を整理することができるので思考を前に進めやすいという効果があります。

A4 用紙だと形式に取らわずに図や文字などの情報を好きなように書き込めるので頭の中の考えていることをすぐに書き出すという点では有利ですが、
A4 用紙だと検索や振り返りの面では不利なので、やはりデジタルツールが良いと思いました。
また、それらの情報をカルタのように並べて情報を見ながら、さらに情報をまとめたりできると良いなと思いました。

最終的には Roam Research を採用していますが、/diagramと打つと図で情報を整理することもできますし、ブロックという単位(Notion と似たような)で情報を紐づけることも容易で/drawingとることで iPad などがあればペンを使って自由にメモをとることもできます(実際には/drawingはあまり使っていませんが)。

3. ランニングを再開した

フルリモートになってからは一日中自宅にいることが圧倒的に増えたのと、
年齢も 30 になって体力の衰えや肩こり、腰痛など結構やばいなと思うくらい急激に衰えだしたのでこれはいいタイミングとばかりに奥さんを巻き込んでランニングを再開しました。

週 1 ペースくらいで無理せずゆるーく走るくらいで継続して体力がついてきたらマラソン大会なんかも出たりしたいなと思っております。

4. サブスクを断捨離した

結構使っていないサブスクがあったのでこの機械に断捨離しました。

  • 1Password

パスワード管理アプリです。
一度使いだすとだいぶ乗り換えが大変なのですが、Bitwarden という無料のパスワード管理アプリを見つけたので時間はかかりましたが乗り換えました。UI もシンプルで個人的には全然 1Password より使いやすかったです。
毎月 400 円の支払いが浮きました。

  • esa

ノートアプリです。
ここ 1 年はほぼ Obsidian を使っていたので使っていなかったのですが、データが結構あってたまに検索するために一応継続して契約していました。
いい機会だったので Dropbox にバックアップして解約しました。Dropbox は内容まではヒットしないですが、タイトルでヒットするので案外不便ではなかったです。また、markdown ファイルを開く際も良い感じに表示してくれるので早く Dropbox にバックアップしておけば良かったなと思いました。
毎月 500 円の支払いが浮きました。

  • ConoHa

レンタルサーバーです。
だいぶ前に契約してブログで使っていると思っていましたが、何にも使ってませんでした(笑) ブログは Netlify にホスティングして無料で使えていました。
毎月 600 円の支払いが浮きました。

  • マイクラサーバー

奥さんとマイクラするのに 2 か月前くらいに契約しましたが、全然やってなかったので解約しました。
毎月 500 円の支払いが浮きました。

毎月の支払いが 2,000 円浮きました。
そのまま払い続けていたら年間 24,000 円ほどになるので塵も積もればなんとやらですね。

5. Windows10 から Windows11 に移行した

年末年始で絶対にやろうと思っていたことの一つです。
移行するときに開発環境の見直しやツールの見直しも含めてやろうと思っていたので移行できて良かったです。

Windows11 に移行した感想

  • 初期設定でローカルアカウントを作成する方法が少し面倒になっていました。でも、ローカルアカウントは作れるので問題なしです。
  • UI が一新されてタスクバーのアイコンがセンター寄せになっているという事前情報は知っていましたが、UI も洗練されていて非常に良かったです(もう Windows にダサいというイメージはだいぶなくなったと感じました)!また、タスクバーのアイコンがセンター寄せされているのも特に違和感はなくすぐ馴染めました!
  • デフォルトインストールされているアプリ(Instagram とか TikTok とか Disney+など…)で不要なものが多い気がしました。
  • Windows11 からは標準でウィンドウの分割・整列がしやすいようにスナップレイアウト機能が入っていて結構便利でした。
    • ただ、PowerToys を使ったウィンドウ配置・アプリ起動が便利すぎて結局そっちに戻りました。とても便利なので、Windows を使っていて PowerToys を使ったことがない人はぜひ使ってみてください。
  • WSL のインストールがワンコマンド(wsl --install)できるようになっていてエンジニアの方には最高の環境になってきました!
  • これもエンジニア向けですが、Windows Terminalが標準になりました!Windows10 では別途インストールする必要があったのですが、その必要がなくなりました!
  • Windows11 から WSL を追加すると、自動でエクスプローラーに Linux というクイックアクセスが作られるようになっていて便利でした!
  • Windows Terminal が標準になったのでwinget というパッケージ管理ツールも最初からついてきます。
    • 以前は scoop というツールを使っていましたが winget に乗り換えました。scoop だと標準で管理していないものは別途バケットをインストールする必要があったのですが winget ではその必要がなくほとんどのアプリが簡単に導入できて便利でした。

結論から申し上げますと Windows がさらに好きになりました!

6. 知的生産ツール「Roam Research」完全ガイド を買った

Shu Omi さんという方が日本向けに Roam Research の使い方についてまとめたガイドです。
Roam Research 知的生産術コース | Shu Omi’s School

4,000 円しましたが、Roam Research を今度こそちゃんと理解して使いたいという思いがあったので思い切って買いましたが大正解でした。

2 年前くらいにも一時期使っていたのですが、そのときは 10%も良さを引き出せていなかったと思いました。

このガイドを読めばそれを 40%くらいに引き上げてくれてくれるので色々と応用が効くようになり情報整理が楽しくなりますし、第 2 の脳というのが実感できると思います。

活用方法の一つとして紹介されていますが、Mornig-Journal、Evening-Reflection、Resonance-Calender として活用する方法はかなり学びが多いです。

7. Obsidian から Roam Research に移行した

正直 Obsidian について全く不満はありませんでした。
個人であれば無料で使えて、Vim のキーバインドも使えて、ローカルで動作するのでもっさり感はいっさいなく、デイリーノートも自動で作られ、プラグインも豊富で順風満帆なノート生活を過ごせました。

それでも有料プランしかなく毎月 1,500 円もする Roam Research に移行したのは第 2 の脳として優秀だからです。
もちろん Obsidian にも双方向リンク機能もありますが、実際に使ってみて第 2 の脳としての使い方をするのであれば Roam Research 一択でした。

正直今のノートアプリは大体双方向リンクがあり、第 2 の脳的に使えるものが多いですが、Roam Research で優れていると思ったのは双方向リンクとタグがありどちらも同じように機能するのですが、ブロック単位で同じリンクまたはタグがあるブロックを横軸で情報を見返すことができたり、右サイドバーにノートを複数開きながら情報を整理したりといったことがスムーズにできる点だと感じています。

長くなるのでここには書きませんが、余裕があれば Roam Research の運用方法について記事を書きたいなーと思っています。

8. WSL の開発環境周りを見直した

セットアップ方法から使用するツールやターミナル周り、Vim 周りなど大幅に見直しました。
dotfiles 管理しています。
snyt45/wsl-dotfiles2 at v0.0.2

大きな変更点

  • WSL の環境は個人、自社、開発支援先の 3 つで切り分けました。

環境を切り分けたので影響範囲が小さくなりました。
どうにもいかなくなったときは思い切って環境を作り直しやすくなりました

  • fzf を中心にした構成にしてみました

lazygit の記事などを書いておいてあれなのですが、使うツールによって操作 UI がバラバラだったので見直して fzf 中心にしました。
fzf 自体はシンプルで渡された情報をインクリメンタルサーチするものです。
シンプルがゆえに Git や Docker、Vim などと組み合わせることもでき拡張性があったのでこの機会にターミナルや Vim で操作する UI をできるだけ統一しました。
結構ネットに落ちているコードをコピペで動かしていて細かい所が調整できていないので都度設定を育てていこうと思います。

  • fish を使うのをやめました

fish はデフォルトで補完機能が優秀で一度入力したコマンドの一部を入力するとそれがシャドーのような感じで補完候補として出てきたり、存在しないコマンドの場合は入力する段階で赤くなったりとかなりユーザーフレンドリーなシェルです。
ですが、Ubuntu 標準ではなかったり bash で書かれているスクリプトだと実行できなかったり色々と不便な面があったので fish 自体は便利でしたが、Ubuntu 標準の bash を使うようにしました。

fish のようなシャドー補完は実現できてないですが、fzf を組み合わせることでコマンド履歴検索して実行したりすることで bash にもある程度住めるような調整を行いました。

  • linuxbrew を使うのをやめました

これはWSL の利点だと思っていたのですが、導入に時間がかかるのと linuxbrew でも入れられないパッケージは結局 apt を使ったりしていたので apt を使うようにしました。

パッケージによっては linuxbrew のほうが簡単に導入できるのもあってもどかしさはありますが、apt でも今のところ問題なく使えているので結果良かったです。

  • Vim 周りも大きく見直した

少し前は Vim でなんでもかんでもやろうという感じで結構 Vim のプラグインを入れていて動作がもっさりしていたのですが、
Vim はエディタとしての機能に集中させるという方針で Fern などなくても良さそうなのものは削りました。
ファイル検索、ファイル移動は fzf.vim と ripgrep を使うことでかなり使い勝手が増しました。

Git 操作についてはいまだにどの方法でやるのか迷っていますが、とりあえず code .で VS Code 開いて VS Code でやったりターミナルで push や pull はやったりなどしています。早く良さげな方法を見つけたい。

9. 冨田 和成 (著)の 図解 鬼速 PDCA を読み直した

鬼速 PDCA も以前読んだことがあるのですが、今年は「小さく目標設定し、小さく行動し、小さく振り返り、小さく次の行動につなげるための土台を作る。」という目標があり、その土台に一番大事な考え方だと思っているので再度読み直しました。

鬼速 PDCA の土台となっているのは、リーン・スタートアップという考え方みたいですが、鬼速 PDCA では 3 日に一度は検証するべきとあります。
また、実行するためのワークフローも計画・実行・検証・調整とあり、それぞれかなり細かく実践するための方法が整理されています。
まだ Roam Research に落とし込めていないですが、早い段階で仕組みとして落とし込んで土台を作っていきたいです。

10. エルゴヒューマン エンジョイを買った

最後に年末年始で結構お高い椅子をぽちりました。
ランニングの所にもありますが、体の衰えを感じ今座っている椅子の相性もありますが、フルリモートになってから首痛、肩こり、腰痛が悪化しており限界を迎えたので体のためにもと思い色々調べて買いました。

早く欲しかったので試せていないのですが結構調べて同じくらいの身長の人のレビューを見たり、他の椅子と比較してみたりしてコスパも良かったのでこの椅子に決めました。

決めてはこの記事でした。
エンジニアにおすすめのオフィスチェアはどれ?

私は椅子に持たれながら作業したいと思っていたのでこの記事を見てこれだ!と思ったのと、エルゴヒューマンは独立式ランバーサポートが特色なのですがエンジョイはクセがないランバーサポートなので試座できていないけど問題ないだろうという点もあり最終エルゴヒューマン エンジョイにしました。

まだ届いていないですが、かなり楽しみです!

まとめ

振り返ってみると年末年始の 10 連休は 2022 年を気持ちよくスタートするために色々な準備ができて個人的にはかなり有意義な時間でした。
開発や勉強などはほとんどできなかったので環境が整ったら徐々にエンジンをかけていこうと思います!

Hugo で構築されています。
テーマ StackJimmy によって設計されています。